高橋洋一教授の分析は見事だけれど疑問なのは今後はどうするのか

あの、嘉悦大学高橋洋一教授の説では、財政再建はもう終わっているということです。
それ自体はよいことですね。と言いたいことですが、疑問が残ります。
では、何ゆえに政府は、今年度の予算でさらに借金を積み上げているのでしょうか。このままでは、政府の借金は一千百兆円になるといいます。
何のことはない、さらに借金は増え続けているわけで、これをすべて消費税で回収しようとでもいうのでしょうか。

もちろん高橋教授は、消費税上げ反対、の急先鋒であることは、よく知られていますから、責任は、現政府のメンバーや官僚にあることは、まちがいないということではありますが。
しかし、確かにバランスシート上では、心配ないとは言っても、借金は借金。いずれかは、返済しなければならないという事実は変へようがありません。
高橋教授には、その展望がおありなのか確認したいところです。

仮にバランスシートでは、財政再建は終わっているといっても、借金は借金ですから結局は、どこかで返さなければいけないわけです。
どこで返すのですか、五十年後だとか。

ともあれ、バランスシートでは、問題なくとも、これをわが家のバランスシートと考えれば、たとえば家のローンで千百兆円有ったとしたら、「まず、今後の家計をどうするか。これから借金をつくらないいようにするには、どうするのか」を考えますが、いかがなものでしよう。

しかし、今の政権与党は、全くおかまいなし。
返済どころか、相も変わらず、借金を繰り返すだけ。
高橋教授の考えは、今の時点では、良いのかもしれません。しかし、今の政府のやりかたは「あとは野となれ山となれ」将来の世代が考えてね。としか見えないのですが、いかがなものでしょう。

まあ、答えとしては、逆に大減税して、景気を良くしてGDPを最大限に拡大することによって、自然増収することによって、借金を返済するのが妥当でしょうが、今の政府のやり方では、「消費税上げ」しか頭にないようにおもえます。
まあ、本当に「革命」が必要な世界に向かっていますよ。